三菱一号館美術館 ランチ・料金・アクセスまで徹底取材!館内丸ごと解説

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かつて銀行営業室だった場所は、レトロクラシックなカフェ・バーに

美術館は展示替え等で休館する時期もありますが、いつ行っても楽しめるのが美術館併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」です。

ここはかつて銀行営業室だった場所です。

中に入ると広々とした空間が広がります。天井の高さは8m。6本の太い柱が印象的です。タイミングによっては期間限定の装飾があることもあります。取材時はクリスマスシーズンだったので、クリスマス限定の装飾がありました。

この柱も当時の写真や、解体された「三菱一号館」の保存部材を参考に忠実に復元したものです。

素材は野球のバットと同じタモ材が使われています。非常に硬い木で、彫刻を彫りだすのも非常に時間がかかります。3人の彫刻家が半年がかりで完成させたそうです。

入り口すぐのカウンターは、銀行として使われていた頃の名残り。今の銀行よりずっとおしゃれです!ちなみに当時の様子が模型で再現されていますが、こんな感じだったようです。

ちょっとわかりにくいですが、窓ガラスも昔のものが使われています。このガラスは戦後すぐに建築された旧・新丸ビル(現在の前の建物)のガラスを再利用したもの。ちょっとしたでこぼこがあるので外の景色がゆがんで見えて、それがまた味を感じさせます。

照明はガス灯をイメージ。三菱一号館建築当時はまだ電気が通っていなかったので、明かりはすべてガス灯でした。

よく見ると、ガスをひねって調整するつまみまで復元されています。

美術館にふさわしいおしゃれなランチ

せっかくなのでレトロな空間でランチをいただきます。今回食べたのは「Café 1894 ガーデンプレートランチ」。たっぷりのサラダにトマトグラタン、生ハムとクリームチーズのサンドイッチ、パテ、スコーンまでついている豪華なプレートです。

ヘルシーで女性にもうれしいランチ。11時から14時までのランチのレギュラーメニューには、ガーデンプレートの他にナポリタンやハヤシライスがあります。美術館の展覧会会期中には、限定で展覧会とのタイアップメニューも登場します。

天井が高いので開放感がたっぷり。日常の忙しさをひととき忘れて、ゆっくりとくつろげます。

展覧会のない期間が狙い目!超豪華アフタヌーンティー

展覧会がないときのみの特別メニューがあります。それがアフタヌーンティー。14時から17時までのティータイム限定で登場します。

内容はとても豪華。マカロン、モンブラン、タルトやシュークリームなどの洋菓子やサンドイッチなどの3段のプレートに加え、冷たいデザート「アシェットデセール」もセットになっています。ドリンクは20種類以上から選べて飲み放題と、気ままに優雅なティータイムを楽しめます。次の開催は2016年の2月1日から3月2日までなので、楽しみに待ちたいですね。

 

復元した建物とはいえ、細部までこだわっているので非常にリアリティを感じられます。まるでタイムスリップしたような気分になれる場所でした。展覧会と合わせて、ゆっくりと100年前の空気を感じてみてはいかがでしょうか。

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