大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2019年秋 里山を巡るアートの旅

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まつだい「農舞台」

MVRDV「まつだい『農舞台』

「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する雪国農耕文化とアートのフィールドミュージアムです。食、イベント、体験などのプログラムを通して、松代の雪国農耕文化を体感できます。

建物内には、床も天井もすべて黒板になっている部屋や、星が瞬く里山の夜空のような円形の囲炉裏の部屋など、おもしろい仕掛けが隠れています。空間全体がアート作品のようで、イリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」を一望する展望台も。建物の下にある空間では、イベントが開催されます。

また、まつだい「農舞台」の周辺はアートが密集しているエリアです。草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に楽しめます。

【詳細情報】

名称:まつだい「農舞台」
所在地:新潟県十日町市松代3743-1
電話番号:025-595-6180
営業時間:10:00~17:00(最終入館16:30)/水曜休館(祝日の場合は翌日休館)
入館料:無料(企画展によって変更あり)

 

「脱皮する家」

鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志「脱皮する家」photo 川瀬一絵

2006年の第3回「大地の芸術祭」で、鞍掛純一と日本大学芸術学部彫刻コース有志が製作した作品です。築150年を超える木造民家の壁、床、柱など至るところをノミで掘り抜き、家屋の新たな一面を表出させています。家一軒を「彫る」という手法により、内側に内包された空間を広げ、空き家を脱皮・再生させたアートです。

【詳細情報】

名称:「脱皮する家」
所在地:新潟県十日町市星峠776

 

「星峠の棚田」

「脱皮する家」のある峠集落は、十日町市と上越市の境に位置し、市内でも雪深く専業農家の多い地区です。十日町市を代表する「星峠の棚田」があるのもこの地区で、大小様々な棚田約200枚がまるで魚の鱗のように斜面に広がります。

5~6月や9月は、棚田に雲海が発生しやすいベストシーズン。その美しい風景を一目見ようと、全国各地から多くの人々がこの地を訪れます。

【詳細情報】

名称:星峠の棚田
所在地:新潟県十日町市星峠776

 

「たくさんの失われた窓のために」

内海昭子「たくさんの失われた窓のために」photo:T.Kuratani

清津川の河岸段丘のとても見晴らしのいい場所に、大きな額縁とカーテンがある印象的な作品です。揺れるカーテンはたなびき、陽の光や里山の風を映します。この部屋の窓から見える風景は「私の風景」となり、さまざまな事柄を連想させます。見える風景を通して、外に広がる妻有の風景をもう一度発見するための窓なのかもしれません。

【詳細情報】

名称:「たくさんの失われた窓のために」
所在地:桔梗原うるおい公園(十日町市桔梗原キ1463番地1)内

 

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