千利休が伝えた「茶の湯」が体験型アートに!金沢21世紀美術館で和とデジタルの融合を楽しもう

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日本で古くから“和の心”として親しまれてきた茶道の世界。おもてなしの精神や侘び寂びなど、さまざまな心得や作法を学べるだけに、機会があれば子どもにも体験させたいですよね。しかも楽しみながら学べる場であれば、きっと子どもも夢中になってくれるはず!そんな想いを叶えてくれるのが、8月6日(土)~9月3日(土)の期間、金沢21世紀美術館で開催される「NAKED meets 千利休」です。

これまでにもさまざまなアート展を手がけてきたネイキッドが、千利休(せんのりきゅう)の生誕500年を記念して「茶の湯」を再解釈。茶の歴史に詳しい方も、あまり知らない方も、千利休の思想・美学を存分に体感できるアート展なんですよ。

千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人。極限まで無駄を省く「わび茶」という茶の湯のスタイルを追求し、完成させたことで有名です。現代でも“お茶をすること”は老若男女の楽しみであり、すたれることのない文化ですよね。

館内に入ると、来場者は“茶室に招かれた客人”という設定で、アートで表現された茶の湯の世界を体験します。茶室で客人が主からもてなされるように、ネイキッドが生み出す現代版「茶の湯」のアートを体感できる構成になっています。

「つくばい  四季が浮かぶ水面」は、茶室に入る前に手を清めるために置かれた蹲(つくばい)をイメージして作られたアートです。つくばいは客人がはいつくばるように身を低くして手を清めたのがはじまりであり、茶室という特別な空間に向かうための結界としての意味も持っていました。

作品に手をかざすと新たなアートが生まれ、水面の世界が豊かに変化。目まぐるしく変わっていくアートの美しさには、子どもの感性も刺激されてしまいそう。人が集まることで変化し、特別な空間が作られていく様子を体験してみましょう。

「小間 小間エボリューション」という名前がつけられたこちらの作品は、さまざまな表現や仕掛けがある茶室小間を体感できるアートです。今もなお新しい表現を生み出し続けている茶室の機能や精神を、小間から覗いたり、中に入ってみたりと自由に移動しながら感じられます。一体どんな仕掛けが施されているのか、さまざまな視点から観察してみましょう。

デジタルと融合したアート展示なので子どもに退屈さを感じさせず、程よい刺激と興奮を味わえるのも魅力。過去から現代に受け継がれてきた古き良き日本文化が、最新技術によってどのように表現されるのか。ぜひ実際に訪れて体験してみてくださいね。

<文=宮本沙織>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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